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お世継ぎのつくりかた―大奥から長屋まで 江戸の性と統治システム
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| セールスランク: | 91595 位
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| 参考価格: | ¥ 1,785 (税込)
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面白く鈴木ワールドに引き込まれます
文章の巧拙以前に論理展開が著者の気の向くままに
右往左往急転直下するので、それについていくのに最
初はとまどいます。
また、表題に沿った記述は全体の過半にも達せず、
大きな意味ではお世継ぎ話は二の次の江戸再発見的書
物です。しかしながら、具体的かつ該博な知識をもと
に、一般化されていない江戸的論理のフレームワーク
を開陳する内容には思わず引き込まれてしまいます。
そういうことを楽しまれる向きには良い本だと思い
ます。二十年近く前に読んで感銘を受けた「東京の川
江戸の川」という本がこの方の著書だと知って驚き
ました。
江戸物著述界というのがあるとすれば特異な地位を
占める方だと思います。
表題との落差アリ
表題通りの内容を期待して読むと物足りないかもしれません。
筆者の癖と言って構わないと思いますが、右に左に東に西に話が飛んで
飛んで飛びまくって何ともとりとめもない文章になっており、結果として
表題と関係ない話の方が印象に残るように思います。
ただしその必ずしも表題と関わりのないエピソードや知見が近世史研究の
最先端を踏まえた内容となっていまして、(性と統治システムも含む)江戸時代
入門として非常に興味深い内容になっています。
そのことを理解した上で読むのであれば非常に有用な一書になるのではないでしょうか。
インパクト大!
葛飾北斎の絵を使った表紙とタイトルの時点だけでも
勝負あり!な好・濃・高インパクトの本です。
もちろん内容はちゃんとした本でして、
生殖/性活動が担っていた、社会的・経済的な意味を、
はばひろい階級の事例をもとに押さえてあります。
長男相続がモットーだったようなイメージをうけがちな
江戸時代の家族のあり方ですが、実際それが徹底されていたのは
江戸時代の武士だけであり、たとえば商家の場合だと
長男が相続する場合は、長女が入り婿をもらって相続する場合より
貸し付けの額が「信用ならぬ」ということで減った・・・などという
エピソードが多数紹介されていて、「へぇー」の連発でした。
おもしろく、しかもなかなかに読みやすく作ってあるので
サクサクと読んでいけますよ!
個人的には、最近いろんな発見がある
大奥関連などは典拠としている資料が若干古いかな、と
思うところもありましたが、なかなかのオススメ本です。
今の常識 過去の常識
今の常識で過去を簡単に判断してはならない、と改めて感じる。過酷な統治だけではあれほど長くは続かなかったであろう徳川体制。その秘密の一端をかいま見ることができる。特に妾の存在の意味や、武家階級はお世継ぎが男で、娘しかいない商人は婿養子をとって女系を継承したというのはなるほどと思わせ、現在の天皇制の「女帝」と「女系」の違いも考えさせる本。
目からウロコが落ちる面白本
タイトルだけみればキワモノのように思えなくもないけれど、内容はすばらしいの一語。
将軍や武家(一部町民も扱う)の代替わりに着目して、江戸時代が260年あまりもつづいた秘密の一端を解き明かしてゆきます。
著者の碩学ぶりが随所にうかがえ、紹介される豊富なエピソードも安心して読んでいられます。
読み進むうちに今までとは違う江戸時代の風景が浮かび上がるようで、これも楽しい体験でした。
歴史ファンには、また1冊、読むべき本が加わりました。これだけは間違いありません。
筑摩書房
江戸の町は骨だらけ (ちくま学芸文庫) 江戸はこうして造られた―幻の百年を復原する (ちくま学芸文庫) 大江戸の正体 大奥の秘事 (知恵の森文庫) 世界性生活大全―「愛」と「欲望」と「快楽」の宴 (文春文庫)
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